02系第82編成(02-182他) 1996.7 中野坂上
| ０２ |
１次 ２次 ３次 ４次 ５次 5-2 ６次 ７次 7-2 ８次 |
第１〜４編成 第５〜７編成 第８〜10編成 第11・12編成 第13〜19編成 第20〜22編成 第23〜30編成 第31〜49編成 第50〜53編成 第81〜86編成 |
'88.9-10 '89.11-12 '90.11-12 '91.5 '92.6-8 '93.2-3 '93.5-8 '94.5-9 '95.2-3 '96.5-6 |
このことから、当初はスローペースで進んだ増備が、後半一気に加速したことが伺える。
| 02系(本線用) |
先頭車 中間車 |
02-100、02-600（制御車） 02-200、02-400、02-500（電動車） 02-300（付随車） |
| 02系(分岐線用) |
先頭車 中間車 |
02-100（制御電動車） 02-300（制御車） 02-200（電動車） |
赤い電車の置き換え用として昭和63年から製造されている。
本線用のものは、６両固定編成、また電動車と付随車の比が１対１となった。形式は02-100−02-200−02-300−02-400−02-500−02-600の６つ。100と600はクハで、将来のＣＳ−ＡＴＣ機器を積み込めるようにしている。300はサハで、200、400、500はモハとなっている。
昭和63年製の１次車（４編成）は非冷房で登場。扉上の表示器は、駅位置表示の他、扉の開く側（黄色いランプ）も表示してくれた。また脇の緑のランプは模様入りの透明素材である。
平成元年製の２次車（３編成）も非冷房で登場。外観は１次車はほぼ同じだが、扉上の表示器の形態が変化した。扉の開く側は表示せず、行き先（赤いランプ）を示すようになった。脇の緑のランプは、「こちら側のドアが開きます」と表示されるようになった。また、自動放送装置も採用されている。なお、第５編成は平成２年夏に早くも冷房改造された。
以上の編成は、屋根の角の通風口は500形などによく似た形となっているが、蓋が取れ、いつでも冷房化出来るように当初から準備してある。そのため、冷房化後も01系初期車のように天井が低く感じるようなことはない。冷房化の際、妻面の窓の一部が埋められている。冷房化は着実に進んだが、3,4,7編成は最後まで非冷房で残存した。
平成２年製の３次車（３編成）は当初から冷房付きで登場した。また、室内の窓枠が金属枠からＦＲＰに、側扉窓枠も金属からゴムとプラスチックの合成品に変化された。座席も窪みのあるものに変更されている。平成３年製の４次車（２編成）は３次車とほぼ同じ形態である。なお、第11編成は平成３年の営団創立50周年記念のイベント車になった。
平成４年製の５次車（７編成）は正面の行先表示が幕式からＬＥＤに変更された。黄色く輝き、余り輝かないので文字がはっきり見えやすく、また明るい所でもよく見える利点があるが、文字が粗くなる欠点がある。もう一つは車椅子設置空間が02-200、02-500に設置されたこと。
平成５年製（４年度）の５−２次車（３編成）は制御装置がサイリスタチョッパ制御からＶＶＶＦインバータ方式に変更、台車も変更された。ＭＴ比は変わらないものの、編成全体が軽量になり、力も増強された。
平成５年製の６次車（８編成）は、扉横のスタンションポールに布が巻き付けられた。第20編成は「Ｕ−ＬＩＮＥＲ」（車内広告の一編成独占）の最初（検査入場の際編成が変わる）、第30編成は平成６年の「新春ライナー」に使用された。
平成６年製の７次車は、座席の模様が変更、また扉上の案内装置が西新宿駅対応となった。しかし、まだ西新宿駅は開業していないので、その部分だけ空白となり、赤いテープが貼られている。当初は10編成の増備が予定されていたが、赤い電車の大量引き取り手が生じたことから、平成６年度までに本線部を02系に統一することとなり、９月までに19編成が増備された。更に平成７年１月に７−２次車として４編成が増備された。この７−２次車は、ＶＶＶＦインバータ装置が微妙に変わっているのが音で分かる。これにより本線部は02系に統一された。
平成８年製の８次車は、分岐線に残されていた500形を置き換えるためであり、５月〜６月に一挙６編成18両が製造された。編成は02-180−02-280−03-380、もちろんＶＶＶＦインバータ制御であるが、外観に多少の変更があった。