朝、軽く撮影した後は帰宅して一睡、昼前になってまた行きました。運用終了は方南町11時48分着であり、11時41分の最終列車に乗車。駅構内では「500系の最後の列車になります」などと構内放送で告げられました。あれだけ馴染んできた赤い電車も、これを以て終了となるけれど、不思議と悲壮感は全くなく、いつも通り走っている、そのぐらいしか思えなかったのです。ただ、駅に到着する度に警笛を鳴らしたり、方南町到着時には車掌さんが「この電車は、方南町到着後、そのまま回送電車となります。ご注意下さい。長らくの御乗車、ありがとうございました……」と放送しており、ちょっと違う雰囲気はありました。録音しておけば良かったかな、とちょっと後悔。
方南町ではセレモニーが行われるけれど、只でさえ狭いホームにすでに人垣が出来ており、ろくに写真を撮ることが出来ませんでした。撮るのであれば方南町で待ち構えていなければならず、最終列車に乗ったがために撮れなかったと言うのは何とも皮肉と言うのか。パーマンに出てくるコピーロボットが２体欲しかった、そんな感じでした。更に500形は中野富士見町へ回送されるのですが、中野富士見町で待ち構えていた人もいたために「本当にコピーロボットが２体欲しかった」と思ったものでした。
でも私はその２日後に動いている500形に乗ることが出来ます。だから、まだまだ終わりではありません。