キャラクター紹介

・夢野サリー

　魔法の国のお姫様で、王様(パパ)と女王様(ママ)の一人娘で、魔法はまだ半人前。
　人間の世界に憧れ、ある日黙って魔法の国を抜け出して人間界へ行ってしまった。人間界では自分が魔法使いと言うことを隠し、人間とお友達を作り、希望ケ丘小学校５年３組に通う。お転婆でお節介焼き、寝坊助であるが、自分が正しいと思ったことは、どんな困難があろうとも押し通そうとする。人間界では夢と希望、そしてよし子、すみれとの強い友情を築き上げ、魔法使いとしても段々と成長していく。魔法の呪文は「マハリクマハリタ」等だが、呪文を唱えずに魔法をかけることの方が多い。（声：平井道子）

　（第２作）人間界を離れ、魔法の国アストレアの女王となるサリー。しかし、女王様になると二度と人間界へ行けなくなる。サリーはそのことを知らなかった。戴冠式は目前なのに、それを知ったサリーは困惑。その時、よし子が生活の危機を迎え、「友情のペンダント」を通じてサリーちゃんに祈願していた。それを知ったサリーは意を決して戴冠式を放棄、再び人間界へ。それを知ったママは、よし子たちとの友情の記憶を消すことを条件として人間界へしばらく生活することを許し、サリーにアストレアタクトを手渡した。そしてよし子の危機を無事救い、改めてよし子、すみれとの新たな友情を築くこととなった。乙女座のスピカを守護星とする。魔法の呪文は「マハリクマハリタヤンバラヤン」。他者に変身も出来るが、当初時間制限付き、変身ペンダントをもらってからは時間無制限になった。変身呪文は「ゴナトゥ カラク デトテナル」。他に「サラスエタナブラナーク」「ハトレホシトプレソーラ」等の呪文もある（詳細は「雑学」参照）。（声：山本百合子）

　（原作）悪魔(魔法)の国の帝王の娘。国の間ではすでに高い権威を持ち、裁判を起こすことも出来る。魔法の勉強は嫌いだが、人間の世界で色々学びたいとやって来た。単身で空を飛ぶことが出来るし、人間の心の中に語りかけることも出来る。魔法の呪文は、それぞれに応じて異なっている。

・カブ

　魔法の国の家来。人間界へ行ってしまったサリーを連れ戻すべく、王様の命を受けて人間界へやって来たが、カブも結局サリーと共に人間界へ居つくことになった。人間界ではサリーの弟と言うことにされたが、悪戯好きでサリーを時々困らせる。だが、サリーを良き「姉」として慕う面も見せる。サリーのことは「サリーお姉ちゃん」と呼ぶ。（声：千々松幸子）

　（第２作）人間界へ家出したポロンを追って人間界へ行き、そのままサリーと共に人間界で生活することとなった。第２作では「初めて人間界へ行く」設定となった。しばらくは学校に行っていなかったが、カブの強い希望で希望ケ丘小学校の１年２組に通うこととなった。悪戯好きは第１作に比べて幾分緩和されたようだ。人間界では「夢野カブ」と名乗る。カブはもともと金の国の王子で、戦乱により金の国は滅び、一人息子であるカブはアストレアに預けられることとなった。ペルセウスを守護星とする。（声：本田知恵子）

　（原作）あることでサリーの弱みを握ってサリーの所に居候することとなった。両親は魔界にいる模様。サリーはカブのことを「カブ小僧」「カブ」と呼ぶ。サリーと心の中で交信することが出来るよう。

・ポロン

　じいが乗る牡牛座のアルデバラン星を横取り、人間界へやって来て、サリーのもとに居つく。何でも小さくする魔法を持っているが、元に戻す方法は知らない。もともとは人間の子供カオルで、教会の前に捨てられていたのを魔王の侍従が拾い、魔法使いとしての教育を受けたもの。寝ている時は人間に戻り、人間に戻っている間は右手に赤いあざが出来る。（声：白石冬美）

　（第２作）ひどく叱られたことから魔法の国を家出、サリーのもとへ行った。泣き出すと周囲の物が動くと言う魔力を持ち、後半は予知能力も身につけた。サリーに憧れており、サリーのことを「サリーお姉ちゃま」と呼ぶ。魔法も多少は使え、魔法を使う際、よく「ポローン」と唱えることが多い。始めはお留守番の日々が続いたが、お友達になったターちゃんが幼稚園に行っていることから、ポロンの強い願いによりあおぞら幼稚園のりんご組に通うこととなった。もともとはヘルメスの娘であったが、妖精の国で春風にあおられて生き別れ、アストレアで保護された。（声：西原久美子）

・ダブダブ（第２作のみ）

　サリーが戴冠式を放棄して人間界へ向かった際、箒に忍び込んで共に人間界へ行った。「ダブダブ」としか言えない太った猫で、人間の言葉は理解出来る。もともとはエルフランドの妖精だったが、事件により猫の姿に変えられてしまった。(声：頓宮恭子）

・花村よし子

　サリーちゃんのお友達で、男勝り、姐御肌だが本人はそう思っていないらしい。母を幼くして亡くしており、父は個人タクシー経営のため忙しく、花村家の家事一切を引き受けている。弟たちのいたずらにも一喝で抑え込む。勉強嫌い。（声：加藤みどり）

　（第２作）スポーツが得意で、水泳大会では優勝の経験を持つ。（声：鈴木みえ(現:一龍斎貞友)）

　（原作）勉強嫌いで、よく宿題をすみれちゃんに見せてもらう。八百屋の娘で、両親が共働きしている関係で家事や弟の世話を一切任されている。

・春日野すみれ

　サリーちゃんのお友達で、よし子とは対照的におしとやか、おっとりとしている。勉強は良く出来るが、世間知らずで時々おかしなことを口にすることも。男の子の気持ちには鈍感。動物が好きである。（声：向井真理子／１〜９、11話、山口奈々／10、12〜109話)

　（第２作）医者を夢見て勉強に励み、「進々塾」と呼ばれる学習塾にも通う。勉強はよく出来て成績も上位にいるが、スポーツは苦手。（声：久川綾）

　（原作）よくよし子の宿題を手伝って上げる。原作に限り、すみれちゃんは「すみちゃん」と呼ばれている。

・三ツ子（花村トン吉、チン平、カン太）

　よし子の弟。大の悪戯好きで、いたずらに関するチームワークは抜群。カブのライバル的存在。姉であるよし子には猫を被っているが、影でよし子やサリーなどに悪戯を仕掛けることもある。（声：野沢雅子、朝井ゆかり、山本圭子（後半のみ））

　（第２作）希望ケ丘小学校１年２組に通い、少年野球チームにも所属する。通学時はスケートボードを用いる。（声：トン吉／頓宮恭子、チン平／松井摩味、カン太／萩森順子）

・山部アキラ

　希望ケ丘小学校５年３組の担任。ハンサムで人気も高い。生徒の信頼を第一とし、時に厳しく、時に優しくみんなに教育をする。当初はアパートに下宿していたが、後に澄子さんと結婚、秋津に新居を構えた。（声：石原良）

　（第２作）もともとは期待されていた学生ゴルファーだった。ルミと言う子供が出来た。（声：塩谷浩三）

　（原作）よく宿題を出す。授業に関しては真面目で、不真面目な生徒に対してはよく廊下に立たせる。

・花村利夫

　よし子の父で個人タクシーを営む。（声：大竹宏、内海賢二）

　（第２作）よし子のために一時は再婚を考えるが、よし子は亡き母を慕う気持ちが強くて断念した。（声：大竹宏、石森達幸）

・春日野晴彦（名前は第２作より）

　すみれの父。温和な性格。（声：田の中勇、他）

　（第２作）同じく春日野医院の院長。昔は「進々塾」に通っていた。第１作に比べてやせた。（声：飯塚昭三）

・春日野かすみ（名前は第２作より）

　すみれの母。生け花が得意で、眼鏡をかけいつも澄ました顔をしている。

　（第２作）春日野晴彦の妻。眼鏡はなく、第１作に比べて若返った感じがする。（声：島本須美）

・パパ

　魔法の国の王様で、頑固で怒りっぽい。始めはサリーが人間界へ行くことを反対、何としても魔法の国に連れ戻そうとしたが、サリーが人間界で成長するのを見てそのうち黙認する。でも、サリーに対する親馬鹿振りも相当なものである。時々人間界へやって来ることがあるが、人間の慣習をよく知らずに騒動を起こすことも。（声：内海賢二）

　（第２作）性格は第１作に比べて大分おとなしくなった。幼い頃は大変な臆病者だったそうだ。（声：屋良有作）

　（原作）悪魔(魔法)の国の帝王。絶対的な権威を持つ。強がりで怒りっぽいが、意外と恐妻家で、また親馬鹿でもある。

・ママ（シーマ）

　魔法の国の王妃様（または女王様）で、性格は優しく、サリーが人間界へ行ったことも理解してくれた。頑固で怒りっぽいパパをなだめることや、揚げ足を取ることも多いが、時には業を煮やして行動に出ることもある。（声：向井真理子／１〜９、11話、山口奈々／10、12〜109話）

　（第２作）戴冠式を抜け出し人間界へ向かったサリーに、アストレアタクトを授けた。（声：川島千代子）

　（原作）悪魔(魔法)の国のお妃様。人間界へ行ったサリーに理解を示し、連れ戻したパパから助けることもある。帝王であるパパには、時に強い態度で出ることもある。なお、原作では「シーマ」と言う名前が付けられている。

・大魔王

　頑固な性格で、よくパパと喧嘩をするが、サリーには甘い。誕生日には魔物が祝いに駆けつける。大の人間嫌いだったが、よし子と出会ってからは人間を見直す。（声：富田耕吉）

　（第２作）母は女神アストレア。サリーを可愛がるのは相変わらず。（声：内海賢二）

・ウルトラ婆さん（第１作のみ）

　サリーの家庭教師的存在。白雪姫が食べた毒リンゴを作ったと言う。何かと騒動を起こし、三ツ子をライバル的存在と見る。（声：加藤みどり、麻生美代子）

・シェリー先生（第２作のみ）

　サリーの魔法の先生だが、７３７歳と老齢で、魔力も落ちて何かと騒動を起こす。人間界にやって来た時、魔法を使いたいとばかりに「お転婆シェリー」を産む。（声：杉山佳寿子、他）

・神奈川ケン（第１作のみ）

　希望ケ丘小５年４組におり、サリーを含めて女の子の憧れの存在。真面目でしっかりとした性格。（声：山本圭子、白川澄子）

・荒木てつお（名前は第２作のみ？）

　番長グループのリーダー。だが、サリーにこてんぱんにのされてしまう。（声：山本圭子）

　（第２作）５年３組のガキ大将的存在。生鮮食料品店「八百荒」の息子。（声：江森浩子）
※番長と第２作の荒木は顔がそっくりなため同一とみなしました。

・大泉あざみ（第２作のみ）

　金持ちの一人娘、我が儘でちょっと意地悪であるが、根はさびしがりや。運動神経はあるようで、短距離走や水泳もかなり出来る。（声：川村万梨阿）

・横山賢太郎（第２作のみ）

　おとなしい性格で、５年３組のクラス委員を努める。（声：丸尾知子）

・鈴子（第２作のみ）

　おとなしい性格。水泳は得意らしい。（声：柿沼紫乃）

・隣のおばさま、おじさま、ルー（第２作のみ）

　おばさまは何かとサリーの魔法を目撃して大騒ぎ。一方おじさまは、おばさまの騒ぎを余り気にしないのんびりや。ルーはその飼い猫で、過保護に育てられて太り、家出した際に騒動を起こしたぐらい。（おばさま／武藤礼子、おじさま／はせさん治、ルー／中島千里）

・カレン（第２作のみ）

　ダークの娘。ダークは反逆の罪で大魔王に永久追放され、以後アストレアを恨みながら死んで行った。カレンはかつてサリーの幼なじみであったが、ダークの追放後、父の復讐の念を持ち続け、サリーに復讐を挑むも、サリーによって改心、シェリーのもとで新たに魔法修行を行い、その後独立した。人間界では「黒部カレン」を名乗る。（声：伊藤美紀、青羽美代子）

・セレネ（第２作のみ）

　氷の国の姫(後の女王)。成人式を前に氷の国を抜け出し、人間界にやって来てはよし子と入れ代わる。しかし、氷の国は人間を一切許さずアストレアとも戦乱を起こして国交断絶の状態、そんな中サリーは命懸けでよし子を救出、その姿を見て改心、氷の国もアストレアとの国交回復を果たした。その後、セレネは氷の国の女王となった。（声：鶴ひろみ、佐々木優子）