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２−40　転落防止用外幌

平成８年初旬、653−744（M85編成）の間の北側（方南町→中野坂上方向で左側）に、転落防止用の幌が付けられた。これは近年ＪＲやその他民鉄各社が同様の転落防止用外幌を採用していることで、営団ではまず500形で試験することとなった。これは筆者の推測だが、中野坂上駅ホームが狭く、混雑して転落の危険性があったためであろう。

当初は２両共黒ゴム板を用いたものを用いていたが、平成８年４月以降には、７４４側の幌が、灰色ゴムを囲った形のものに交換された。形状の比較試験が行われたものと考えられる。これらも、全廃を目前とした平成８年６月下旬には取り外された。

その後、分岐線用02系に転落防止用外幌が実用化（左右両側）されたが、本線用では取り付けられなかった。やはり中野坂上対策だろうと考えられる。

'96.1?〜'96.3 両方黒ゴム板 左が744 右が653

'96.4〜6 744(左)のみ灰色ゴム 片方U字曲げ、ビス跡に注目

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